このマーク(図)をご存知ですか?
陰陽師の映画も始まり、見たことある方も多いのではないでしょうか。
東洋医学でよく目にする白黒のマーク、これは「陰陽太極図」と呼ばれるもので、
「陰と陽の移り変わり・バランス」を表しています。
白色が「陽」、黒色が「陰」を表しており、
「森羅万象、全てのものは、陰と陽のバランスによって成り立っている」
という考え方です。
陰陽とは、優劣や良い悪いではなく、二つが対になっているから価値がある、
どちらかが存在しないと、もう片方も存在しないので、
ふたつでひとつ
陰陽でワンセット
二元性(分離)=ワンネス
陽/陰
光/闇
男/女
暖/冷
太陽/月
天/地
表/裏
ポジティブ/ネガティブ
など
なぜこんな勾玉みたいな形をしているのかというと、
陰と陽ははっきりと真ん中で分けられる物ではなく、
陰に傾いているものもあれば、陽に傾いているものもあるということを意味しています。
白い白勾玉には、黒円(=陽中の陰)があり、
黒勾玉の中には白円(=陰中の陽)が描かれています。
これは、陽の中にも陰があり、陰の中にも陽があり、
「100%陽!」「100%陰!」というものはないという考え方を表しています。
私たちの感情も、ネガティブ(陰)の時もあれば、ポジティブ(陽)な時もあります。
苦しい時、ネガティブを排除しようとしがちですが、
ふたつでひとつなので、排除はできないってことがわかりますね。
ではどうするか?
ネガティブを認める、許す、そのままにする。
どうにかしようとしない。
対になっている反対側のポジティブを見る。
ものの見方を変える、視点を変えてみる。
そもそも、ネガティブの中にもポジティブがあります。
ネガティブとポジティブに分けて、悪い・良いと判断しているのは思考です。
しかし、苦しみから逃れたいと思うのが人間の生存本能です。
苦しみ、怒り、悲しみ、恨み、嫌いなどのネガティブ感情を許容するのは、
思考のクセもあり、難しいですよね。
私もここが一番難しく、苦しかったです。
だけど、本当に「ふたつでひとつ」が腑に落ちると、
「どっちでもいい」「どちらもいい」に変わります。
ブロック解除とか手放し、解放、消去とか言われていますが、
私もクリアリングセッションをやっていますが、
これは怒りや苦しみなどの出来事や感情を消すのではなく、
その時のショックで埋め込められたエネルギーや
その感情を認められない、許容できないところをクリアに外していく、
それを握りしめているところを手放すのです。
出来事や感情に「良い・悪い」はありません。
世界はいつも中立・ニュートラルです。
グーをパーにするだけです。
だけどギュッと握りしめて開けない・・・そこを手放していくのがクリアリングです。
ただし、これには本人の覚悟と許可が必要です。
なぜなら、
魂レベルで苦しみを持っている方が本人にとって都合がいい場合があるからです。
生きている限り、全ての感情は湧き上がってくるものです。
それは感情を味わって、地球を体験するためです。
感情が湧き上がってきたら、川の流れのように流すだけです。
今日は、陰陽から心、感情についてのお話でした。
五行論までからめると膨大になるので止めておきます(笑)
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